ウルグアイはSIAL CHINAで食肉をアピールし、「栄誉の国」として表彰されました。

SIAL-Shenzen

5月18日から20日まで、中国の上海でSIAL CHINA展示会が開催されました。
今回INACは、660平方メートルのブースを確保し、共同出展企業21社と食肉ブローカーやトレーダー15社とともに、試食を提供して参加しました。この展示会への参加は外交的および商業的な観点から特に重要であり、二国間の良好な関係を表しています。
コロナ禍以来、ウルグアイからの経済ミッションが中国に上陸したのは今回が初めてでした。
中国はウルグアイの主要貿易相手国であり、食肉産業チェーンにとって中国との繋がりは大きな意義を持ちます。
ウルグアイが栄誉ある国としてこのイベントに参加することになりました。
これを機にウルグアイ農牧省はこの展示会への閣僚訪問に臨みました。
フェルナンド・マットス農牧大臣は、INACコンラード・フェルバー会長、理事ダニエル・デ・マットス氏とホセ・メサ氏、駐中国ウルグアイ大使フェルナンド・ルグリス氏とともに、シアル VIP代表団の他のメンバーとともにINAC展示ブースの開会式を行いました。
新製品を中国市場食肉チェーンへアピールするための閣僚訪問には、複数の公的取り組みが含まれており、マットス大臣の出席は特に重要であったと言えます。
ウルグアイの食肉は、グルメ料理コンテストのメイン食材として使用されました。
このコンテストでは、国際的なシェフがウルグアイ産牛肉を活用された最高の料理を作りました。

INACのフェルバー会長は主催者らとともに料理を試食し、ウルグアイ産牛肉の特徴を出席者に紹介し、入賞者に賞を授与しました。
INACによる恒例のカクテルパーティーがグランドハイアットホテルで再開。
満員御礼となったこのレセプションには、300名を超える参加者が集まりました。
マットス大臣、INACフェルバー会長、ルグリス大使によるスピーチがあり、ウルグアイの政府関係者と、中国とウルグアイの民間部門の代表者が出席しました。

このイベントで2022年にINACが点評プラットフォームで実施したマーケティングキャンペーンの結果、最も多くのウルグアイ産肉を販売した上海と広州の2軒の中華レストランが表彰されました。

中国の食肉業界関係者との会合や交流イベントも組織的な取り組みとして実施されました。

その一つが中国出入国検査検疫協会(CIQA)とのワークショップです。
中国税関関係者によって実施されたワークショップで、ウルグアイの官民部門は、ウルグアイから中国へ食肉を輸出する際に必要な手続きやポイントについて知識を深めることができました。
マットス大臣、在上海領事マルセロ・マニューー氏、畜産業副局長ディエゴ・ドミンゲス氏の参加により行われました。

このワークショップは上海と天津の税関当局によって実施され、港湾検査(特に新型コロナウイルス感染症後の更新)と規制および適用法(特に規制第248号および第249号に関する変更)の詳細が取り上げられました。
中国の税関で最も発生する問題とその回避方法についても説明されました。

中国当局の発表者はウルグアイの輸出手順に満足し、特に問題がないことを表明しました。
もう一つ注目すべき進展は、INACと中国の首农(Sunlon)と物美(Wumart)との業務提携の調印です。
INACはすでに2021年にSunlon社との戦略的提携を結んでいます。

首农(Sunlon社)は、北京市の資本によって設立された国有企業です。
同社は食肉をベースとした加工食品を扱い、国際貿易も活発で、すでにウルグアイの複数の輸出業者と取り引きを行っています。
さらに、独自開発の製造食品は北京地方の数多くの商店に陳列されています。
このウルグアイとの協定の結果、ウルグアイ産肉の B2B プロモーション イベントがいくつか開催されました。
ウルグアイ羊肉のウェブセミナーも開催されました。首农の顧客は主に卸売業者、加工工場やスーパーマーケットです。

最近、首农(Sunlon社)は小売り大手の物美 (Wumart社)に買収され、物美スーパーマーケットチェーンに加わりました。
この新事業戦略により、Wumart を通じてウルグアイ産食肉が中国市場により広く浸透することが期待されます。
ウルグアイ代表団は中国食肉協会 (China Meat Association, 以下 CMA) と大きな意義を持つ会合に参加しました。

同協会は中国の民政省に登録された国内組織であり、国際的には INAC と同様に国際食肉事務局 (IMS)の一員です。
CMAは、食肉関連の中国企業(輸出入業者、食肉加工工場、加工工場、貿易業者、冷蔵倉庫、小売業者など)、業界研究機関、報道機関などで構成されています。

事の始まりは2013 年 9 月 24 日にさかのぼり、INAC と CMA の間で協力覚書が締結されました。 以来、両協会の関係が確立されました。
たとえば、2016 年に中国食肉協会(CMA) は INAC と IMS 主催の第 21 回世界食肉会議に参加しました。
その後、INACはCMAが主催するさまざまな見本市に参加してきました。
INAC代表団はCMA副会長の陳偉氏と国際協力局の局長ミシェル・ウー氏に出迎えられました。 この際に、産業発展に関する相互コミュニケーションメカニズムの改善、代表団訪問の準備、マッチングについて議論が行われました。

INACはさらに中国の消費者に関する知識を深めるため、両国との将来の協力関係の構築を目指し、マーケティングおよび市場情報機関との会合を開催しました。